
この間、資料の収集+新年の挨拶ということで、いつもお世話になっている歯科技工所の
「歯成会」 秋山技工士の所にいって来ました



秋山さんとのお付き合いは私が同法人の小机歯科医院に勤務してた時からで、かれこれ5年が経ちました。
色々な義歯(ギシ、入れ歯)を作ってもらいましたが、その度に思う事。。。
「完璧な仕上がりだ!!」
何度か金属床義歯(金属フレームの入れ歯)を他の技工所でも作製したこともありますが、
一言で表現すると、「精度が違う!!」 です!! 同じ金属を使用していても、
「研磨面の精度」「金属の厚み」 がミクロン単位ですが、全く異なるのです!


を秋山さんが仕上げると


爪楊枝で研磨していた時は研磨する作業で丸2日かかったそうです!
秋山さんが作る義歯はまさに「芸術品!」 「完全なオーダーメイド義歯!!」ということを
常に感じさせられます!
特に素晴らしいのが、日本歯科大学小出教授の発案した「パーシャルパラレルミリング義歯」!
この義歯は小出教授発案のもと2000年代から日本で作られるようになりましたが、
不評?な部分も歯科医師サイドからはあったそうです。 それは「適合、鋳造、作製精度の誤差」
本来なら10μm以下の誤差で「茶筒のふたにピッタリと合うように」作られるはずの物が
理論では分かっていても「誰一人として当時は作ることができなかった。(近いものは作れた)」
それで一時的にはブーム?となったのですが段々と廃れていきました。 それで今はドイツ系からの
テレスコープ義歯、コーヌス義歯、リンゲル〜〜義歯 などが歯科業界では流行って?います。
ただ、現在では日本で僅かながらこの「精度が高い入れ歯」をつくる技工士さんが
秋山さん曰く「私を含め3人はできます!」とのことでした!
マイクロスコープ(拡大顕微鏡)、鋳造技術、研磨技術、印象材・石膏材・埋没材の発展と改良によるもの + 「如何にして精度の高い入れ歯が作れるか!という情熱」だと思います。
私も秋山さんに負けじ?と情熱を持って診療に取り組んでいます!

ITが発展、拡大をし作業過程・効率は変化していますが、「歯科医療を行うのはヒトの手!」です。
「くぼくら歯科に来て頂いた皆様が健康で幸せに過ごせるように!」
その理念のもとに、「知識」「技術」「コミュニケーション」を磨きスタッフ一同精進していきます


今後とも宜しくお願い致します!
【追記】
日本で生まれたこの「パーシャルパラレルミリング義歯」を世界に広めるために2015年2月22日から
米国ハーバード大学で症例発表してきます! どんな質疑応答があるか楽しみです♩♩




日本の「ものづくり」は世界一だ! ということを発表してきます!